SNS活用

企業はSNSを使い分ける必要がある!目的別SNS使い分け企業事例5選

4大SNS活用方法

突然ですが、あなたの会社はSNSを使ってますか?

SNSをビジネス活用することで「集客が見込める」「売上に貢献できる」と聞き、SNSに参入する企業が増えてきました。

街を歩いていても「Twitter始めました」とか「LINE@友達登録してね」とか見かけるようになりましたね。

しかし、SNSを活用している半数以上の企業が「狙った効果が得られていない」と感じているのが現状です。

こちらのデータをご覧ください。

狙った効果の獲得の有無

(引用:日経BP社 平成27年度商取引適正化・製品安全に係る事業「ソーシャルメディア情報の利活用を通じた B to C 市場における消費者志向経営の推進に関する調査」

SNSを活用している企業における狙った効果の獲得の有無についての調査ですが、狙った効果が得られていないと答えた企業は54%です。

このように、SNSを活用して狙った効果が得られている企業はまだまだ多くありません。

なぜなら「どのSNSを使うと効果があるのか?」「どういった点に気をつければいいのか?」といったSNSを効果的に使える人材や知識が十分ではないからです。

今回は、企業が狙った効果が得られるように、商品・サービスの特性や目的にあわせたSNSの使い分けについて事例もあわせて紹介いたします。

 

4大SNSの特徴と違いを知ろう!

4大SNS特徴と違い自分の会社にはどのSNSを使うと狙った効果を得ることができるのか?

それを知るために、はじめに4大SNSの特徴や違いを知っておきましょう。

  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

それでは、簡単に説明します。

 

メルマガ代わり「LINE」

メルマガ代わり「LINE」

店舗や企業のアカウントをユーザに登録してもらうことで、商品情報やクーポンなどを送ることができます。

スマートフォンにプッシュ通知で届くため開封率が高いです。
ダイレクトに情報を届けることができるという面では、メルマガに近いです。

 

実名制の「Facebook」

実名制のFacebook

長文や画像、動画を投稿でき、登録は実名制です。

最近では個人アカウントに比べて企業アカウントの投稿に対して表示を減少するようにアルゴリズムが働いており、企業が新規に取り組むには難易度が少し高くなっています。

 

拡散力が強い「Twitter」

拡散力が強いTwitter

ユーザの動きも活発で、140文字と文字数は少ないものの、ブログへのリンクや画像、動画など投稿の形式も自由です。

ユーザーの投稿を他のユーザーにも共有する「リツイート」により面識のない人にまで拡散していきます。

 

カタログ代わり「Instagram」

カタログ代わり「Instagram」

画像か動画形式での投稿が必須になるため、質の高い画像やユニークな動画が求められます。

流行感度の高いユーザーが多いです。

ハッシュタグを使って検索されたり、飲食店なら位置情報をいれることで店舗へ誘導できたりします。

 

4大SNSの特徴と違い

4大SNSの特徴と違いについて表にしました。

 

LINE
アイコンLINE

Facebook
アイコンFacebook

Twitter
アイコンTwitter

InstagramアイコンInstagram

国内ユーザー数

8,000万
2019年4月

2,800万
2017年9月

4,500万
2017年10月

3,300万人
2019年6月

国内ユーザー層

20~50代まで利用されているが、特に40代が多い。人口分布図に近い。

10代が著しく少なく、30~50代男女が多い。今後は中高年層がメインに。

20代が最も多いが複数アカウントを持つ人も。30~50代は女4:男6。

20~40代中心。30代以下は女6:男4。40~50代の利用も増えている。

企業アカウント数

LINE@30万
(2017年10月)

Facebookページ
6500万

※ビジネスアカウントなし

1万
(2016年12月)

投稿範囲

友達

友達、友達の友達にまで届く。

フォロワー、リツイートで全く知らない人にまで拡散

フォロワー

コンテンツの種類

テキスト
写真、画像
動画(5分以内)
リンク

テキスト
写真、画像
動画(20分以内)
リンク

テキスト
写真、画像
動画(2分20秒間以内)
リンク

テキスト
写真、画像
動画(1分以内)
リンクはプロフィールのみ

 

4大SNS全てをビジネス活用している企業もあります。

しかし、日常業務をしながらすべてのSNSを管理するのには、担当者や管理チームなどがないと継続は難しいでしょう。

多くの企業では、顧客タイプや自社製品、サービスの特性に合わせて最適なSNSを絞り込み、使い分けています。

例えば、呉服屋さんの顧客の大半は中高年の女性ですが、これからECサイトで若い男女にも訴求を図りたいとしたときに、浴衣の着こなしレビューとしてInstagramを活用するといった方法があります。

 

企業は目的に合わせてSNSを使い分けよう!

SNSは目的に合わせて使い分け

SNSは基本、無料で気軽に始められます。

「集客が見込める」
「売上に貢献できる」

そう聞いてSNSを本当に気軽に始めてはいけません。

以前のSNS活用は「売るための情報を一気に拡散する」という目的で活用するのが主流でした。

チラシ配布のような感覚ですね。

最近では、広告的なSNS活用は嫌がられる傾向があります。
SNS広告がダメというわけではなく「いかにも広告」って感じが好まれないのです。
さらにSNS投稿まで「商品やサービス紹介」ばかりだとなんか売りつけられるのではとブロックされてしまうかもしれません。

一般的にSNSはコミュニケーションツールというように、企業とお客様を繋いでくれる場です。

ちょっとクスッと笑える投稿やホッコリ癒される投稿でお客様の共感を得て、顧客との一歩踏み込んだ関係を構築する場にもなります。

日常で困った悩みを解決する投稿やこんな時どうする?といったアンケート投稿でお客様の本音や真のニーズを知り、製品やサービスに活かす場にもなります。

 

一般的に企業がどんな目的でSNSを使っているのか?

 

SNS活用中の企業に活用目的を次の4つの目的にわけてアンケートした調査結果があります。

  • 認知向上
    ・・・企業・商品ブランドの認知向上、理解促進

  • 販売促進
    ・・・商品売上の向上、店舗誘致の増加、 顧客関係管理(CRM)戦略の一環

  • 製品開発
    ・・・商品開発目的で顧客の要望を集める、商品モニターを募る

  • サポート
    ・・・アクティブサポート、リスクモニタリング
ソーシャルメディアの活用目的

 

(引用:日経BP社 平成27年度商取引適正化・製品安全に係る事業「ソーシャルメディア情報の利活用を通じた B to C 市場における消費者志向経営の推進に関する調査」

「認知向上」を目的にSNSを活用される企業が88社と大半を占めてますね。

企業・商品ブランドの認知向上は、企業イメージアップにつながります。

特にSNSの炎上による企業イメージダウンは売上ダウンどころか店舗閉店に追い込まれるなど企業の存続に関わります。

こういった背景から企業におけるSNSの活用目的のトップが認知向上であることは納得の調査結果と言えます。

もちろん、「販売促進」や「サポート」、「製品開発」にとってもSNS活用は有効です。

では実際に、この4つの目的から企業はどのようにSNSを使い分けているのでしょうか?

これからご紹介していきますね。

 

SNSを目的別使い分けしている企業事例5選

4大SNSと4つの目的

SNSを4大SNS「LINE」「Facebook」「Twitter」「Instagram」と目的別「認知向上」「販売促進」「サポート」「製品開発」とでは、どのように使い分けしているのでしょうか?

それでは、この4つの目的からどのようにSNSを使い分けているかを次の企業事例から見ていきましょう。

  • アイラップ(Twitter×認知向上)
  • GU(Instagram×販売促進)
  • ドミノピザ(LINE×販売促進)
  • サッポロビール(Facebookページ×製品開発)
  • ピーチ・ジョン(Twitter×サポート)

 

アイラップ(Twitter×認知向上)

袋状のラップ「アイラップ」の製造・販売を手掛ける岩谷マテリアル株式会社は、Twitter開始して、約半年間で2万フォロワーを獲得するなど、積極的な情報発信を行っています。

アイラップは全国区商品なのですが、日本海側を中心とした特定の地域に売り上げが集中しています。

その現状をボヤキに近い形で「#一般人の方が時々誤解しておられること」という当時のトレンドワードを盛り込んで投稿したところ、そのツイートが1万件以上もリツイートされました。

そのツイート以降、お客様からも「どこで購入できるのか?」といったお問い合わせが急増し、多数のメディアから取材を依頼されるなど、かなりの反響があり、認知向上につながりました。

 

 

GU(Instagram×販売促進)

衣料品製造・販売大手のGUはソーシャルメディアへの投稿を分類できるハッシュタグを活用し分析しています。

また、自社のスマートフォンアプリに自らのコーディネートを利用者間で共有する機能「GUーSHARE」を搭載し、写真を投稿すると「#GUMANIA」というハッシュタグが自動的についてInstagramに投稿され、販売促進につなげています。

Instagram#GUMANIA

 

ドミノピザ(LINE×販売促進)

ピザの宅配を行うドミノ・ピザでは、 リアルな販売チャネルとしてLINEを使っています。

トーク感覚でピザを注文できる仕組みを作ったことで、ピザを注文するハードルを下げ、4ヶ月で1億円を売り上げることができています。

LINEデリマ-ドミノピザ

 

サッポロビール(Facebookページ×製品開発)

サッポロビールは、2012年から、ビール愛好家に呼びかけて商品コンセプトから商品名、味、パッケージまですべて消費者と議論しながら作る「百人ビール・ラボ」のプラットフォームとしてFacebookを活用しています。

第1回キャンペーンでは、10日ほどで1万人以上集まり、共同開発した「百人のキセキ 至福のブラウンエール」は10万ケース販売しました。

Facebookページ百人ビール・ラボ

 

ピーチ・ジョン(Twitter×サポート)

女性用下着通販大手のピーチ・ジョンは、顧客対応用のTwitterアカウントを用意し、カスタマーサービス部門が直接対応しています。

「ネットで買った場合にラッピングが可能ですか?」といった投稿に対して「有料になりますが、ギフトサービスもご利用いただけます」といった回答をするなど、 お客様サポートとしてTwitterを活用しています。

 

 

また、事業規模の大小は問わずに、様々な形でSNS活用をし成功されている企業さんや個人事業主の方を紹介した記事もあわせてご覧ください。

>>中小企業が学びたいSNS活用の成功事例集

 

目的によって狙った効果を得るための指標を変えよう!

狙った指標を変えよう!

SNS活用したいと思っても「効果があるかわからない」と足踏みしている企業はたくさんあります。

それと同時にSNS活用してみたものの「狙った効果が得られていない」と感じている企業が半数以上あるのも確かです。

「果たしてSNSは狙った効果を得ることができるのか?」

狙った効果を得ているかみていくためには、効果の考え方と指標が必要となってきます。

SNSの効果を図る指標としていくつか挙げてみます。

 

【アカウントの影響力を図る指標】
フォロワー数、友達数など・・・投稿が表示される最大数

【投稿が表示されたユーザー、または回数を図る指標】
リーチ数・・・実際に投稿が表示されたユーザー数
インプレッション数・・・実際に投稿が表示された回数

【投稿に対する共感を図る指標】
いいね!数、コメント数、シェア数、リツイート数、クリック数・・・実際に投稿に反応があった数

【投稿からの反応、成約などを図る指標】
エンゲージメント率・・・投稿が表示されていいね!などされた反応率
コンバージョン率・・・投稿が表示されて申し込みや購入などされた成約率

 

例えば、SNSにリンクしたLPやECサイトから申し込みや売上発生する割合をみる「コンバージョン率」を指標にするとしましょう。

「コンバージョン率を1%」としたとします。

100人の方がSNS投稿に反応してセミナー申し込みが1人ということです。

SNS投稿にいいね!やコメント、シェアなどの反応される割合は「エンゲージメント率」です。

「エンゲージメント率を1%」としたとします。

100人の方にSNS投稿が表示されて、反応が1人ということです。

ということは、少なくとも10,000人の方にSNS投稿を表示されないとセミナー申し込みが見込めない。

すなわち、1人の参加者を得るためにフォロワー数や友だち数が少なくとも10,000人必要ということです。

これらの指標は、各SNSの画面から確認することができます。

 

【例:Facebookページの場合】

インサイトFacebookページ

 

【例:Twitterの場合】

アナリティクスTwitter

 

すでにSNSを活用している企業は、現在SNS活用の目的と狙った効果が得られているかどうかを現状把握しましょう。

SNS活用目的にあわせた指標に応じてSNSのやり方を変えたり、違うSNSに比重を変えて運用したりとSNSの使い分けをしていきましょう。

 

初めてSNSを活用する企業も同じです。

企業がSNSを活用する目的を明白にし、目的にあわせて利用するSNSを決め、狙った効果が得られるよう指標を定めます。

初めから上手くいくとは限りません。

SNS活用で成功している企業からヒントを得て、ユーザーの反応を見てテストしていくことで、より狙った効果が得られるようになるのです。

自社の目的にあわせてSNSを使い分けていきましょう。

 

まとめ

企業SNS使い分けまとめ

SNSを活用して、狙った効果が得られている企業はまだまだ多くありません。

自分の会社にはどのSNSを使うと狙った効果を得ることができるのか?

企業が狙った効果が得られるようにするには、商品・サービスの特性や目的にあわせたSNSの使い分けが必要です。

各SNSの公式ページでも企業の成功事例が紹介されていますので、SNS活用で成功している企業からヒントを得て、ユーザーの反応を見てテストしていくことで、より狙った効果が得られるようになります。

また、SNS活用目的にあわせた指標に応じてSNSのやり方を変えたり、違うSNSに比重を変えて運用したりとSNSの使い分けをしていきましょう。

 

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WEBマーケティングユニットmusubuのライター担当hichi(ひち)と申します。 家族の笑顔を守るため、目標に向かってマイペースに走ってます。「新しいことをやり始めるのに遅すぎることはない」をモットーにWEBマーケティング勉強中!