ホームページ活用

企業のホームページ運営に必要な真のスキルとは「〇〇能力」

「ホームページは継続的な”運営”が必要だ」

なんて話を耳にするものの、具体的にどんな作業をすれば運営になるのか?正解が分からないWeb担当者さんもいるのではないかと思います。

 

多くの企業のホームページが、新着情報や社員ブログを更新するなど「なんとなく」の運営になってしまう理由は、ホームページの存在意義も「なんとなく」だから。

「で、そのホームページは何のために存在するんですか?」と聞かれて「う~ん・・・」と考え込んでしまううちは、運営方針もブレブレになる可能性が大です。

 

そこでこの記事では、企業のホームページ運営の全体像と押さえるべきポイント、具体的なステップ、Web担当者が持っておきたい知識やスキルをお伝えします。

この記事を通じて「ホームページ運営」のイメージを掴んでいただければ幸いです。

 

そもそも、今のホームページは何のためにあるのか?

方向性企業のホームページ運営の出発点は、「何のため?」という問いかけです。

それも、Web担当者が1人で考えるのではなく、なるべく経営トップの人にも加わってもらい「社内全体で目的を共有すること」から始まります。

 

そのホームページは、何のために運営するのか?そのホームページの役割とは何か?

まずは目的をハッキリさせることで、「運営」とは名ばかりの、結果の見えないムダな作業の繰り返しを防ぐことができます。

そして、ホームページの目的が固まれば、Web担当者がおこなうべき具体的行動もうっすらと見えてくるはずです。

 

反対に、もしかしたら「ホームページは必要ないよね」という結論にたどり着く場合だってありえます。(それはそれで、ホームページ運営にかける人的リソースを省けるメリットがあります)

 

いずれにせよ、漫然とホームページを公開し続けるより、改めて必要性や目的を考えていった方が最適な解を見つけられます。

まずは本格運営する前に、「そもそも、何のため?」を考えてみてください。

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ホームページ運営の要は「登場人物」と「脚本」を考えること

シナリオホームページの目的が明確になり、社内で共有できたということは、

  • ホームページの訪問者は具体的に誰か?
  • その訪問者にホームページ上で何をして欲しいのか?

の2点が明確になったということです。

 

つまり、ホームページという舞台にあらわれる登場人物と、その人物が最終的に向かうゴールが見えてきたということになります。

 

さて、ここからが本格的な「ホームページ運営」の始まりです。

企業のWeb担当者がおこなうのは、登場人物がゴールに向かうまでの脚本づくりです。

 

例えば、

  • 30代の子育て世代の夫婦に(登場人物)
  • うちの会社のインテリアを買ってもらいたい(最終的なゴール)

が目的でホームページを運営するとしたら、『初対面の方が会社や商品に興味を持ち、購入する気持ちになるまでのシナリオ』を組み立てていきます。

すると、次のような「問い」と、それに対応する情報(ホームページ内に必要なコンテンツ)が浮かんできます。

●そもそもうちの会社を知らないとしたら、どんな情報を出せば興味を持ってもらえるか?
⇒【必要な要素】
同じような属性のお客様の声・購入後にお客様が実現できる理想の未来・お客様がついつい次回も読みたくなるようなコラムの連載・その会社ならではの強み ect・・・

●競合他社よりも魅力的!と思ってもらうには、どんな情報が必要か?
⇒【必要な要素】
競合他社とは違った切り口(コンセプト)・競合他社にはないサービスや特典 ect・・・

●どうやってホームページの情報を見つけてもらうか?
⇒【必要な要素】
ホームページの露出ポイント、露出方法(どこに、どうやって情報を出すか?)の選定 ect・・・

●お金を出すことに対する心理的抵抗をどうやったら和らげられるか?
⇒【必要な要素】
本契約前に気軽に利用できる「お試しサービス」を企画・気軽に相談できる窓口を設置 ect・・・

 

こうして、目的を果たすために必要な要素が明確になれば、実行に移すのみです。

 

足りない情報をホームページに加えたり、必要であれば訪問者にとって役に立つ企画を立ち上げたり、多くの人の目に触れる場所に情報を置いたり・・・。

「ホームページを訪れる登場人物が最終ゴールに向かうまでの脚本」に沿って、行動していきます。

 

これが、「ホームページを運営している」という状態です。

運営がうまくいっているかどうかを判断するには、計測が必要です。

ホームページへのアクセス数や、目標ページ(購入や資料請求など)への到達数などを把握して改善するために、Googleアナリティクスなどの解析ツールを設置しましょう。

 

お手本にしたい!企業のホームページ運営事例

”百聞は一見に如かず”ということで、素晴らしいホームページ運営をしている企業の事例を2つご紹介します。

 

1)第一三共ヘルスケア株式会社「痛い口内炎に!トラフル」(商品特化型ホームページ)

>>ホームページを見る

数ある商品の中から、口内炎治療薬に特化したホームページを運営しています。訴求するのは1つのジャンルのみ!

企業のホームページのよくある傾向として、「1つのホームページの中でアレもコレもと商品を詰め込んで紹介する」というものがありますが、真逆です。

 

そのお陰で、

  • ホームページの訪問者は具体的に誰か?
    ⇒口内炎に悩んでいる人
  • その訪問者にホームページ上で何をして欲しいのか?
    ⇒商品の購入、または口内炎のお悩みの解決

こんな風に、ホームページの目的(存在意義)が明確に分かりますね。

 

「口内炎の基礎知識や対処法」といったような情報提供も充実しており、訪問者が信頼を寄せられるホームページに仕上がっています。

 

また、ホームページを見つけてもらうのにSNSを活用しているのもポイントです。

親しみやすいキャラクター(競合他社とは違った切り口)を語り部にして、口内炎対策に関する豆知識をこまめに発信。

ホームページのリンクを露出して、SNSから誘導しています。

トラフルちゃん

 

 

2)株式会社LIG(情報更新メディア型ホームページ)

>>ホームページを見る

東京都上野にあるWeb制作会社のホームページです。

「ホームページに来た人に全力で役に立つ・楽しませるコンテンツ」を継続して更新することで、小難しいWeb屋のイメージをくつがえし、親しみを持ってもらうことに成功しています。

※スタッフさんがどんどん顔出しで出ているのもポイントです。

 

ちょっとお遊び要素も入れつつ、きっちり事業案内や資料ダウンロード、チャット質問のページを設けて、この会社のサービスに興味を持った人へのアプローチをおこなっています。

LIG

 

また、この会社が更新するコラムは検索でバンバン引っかかります。

各種SNS(Facebookページ・Twitter・YouTube・LINE・Instagram)も総動員して、あらゆるところに「ホームページに繋がる入り口」を作っています。

 

そのため、絶えずホームページ上に訪問者がいる状態になり、効果測定や改善もしやすくなっていると考えられます。

 

ホームページ担当者に必要な真のスキルとは?

スキル企業のホームページを運営する担当者が必要なのは、ずばり「マーケティング力」です。

ページをカタチにするための、HTMLコードの打ち方では決してありません。

  • 訪問者を誰に設定するか?
    ⇒ターゲティング
  • ターゲティングした層にどんな行動を取ってもらうか?
    ⇒ホームページの運営目的・企画、導線設計
  • 同じようなターゲティングをおこなっている競合他社はどんなやり方か?
    ⇒競合調査
  • 競合他社とは違った切り口で独自性は出せないか?
    ⇒コンセプト設計
  • どのようにしてホームページに訪問者を集めるか?
    ⇒情報の露出方法を選定

 

このように、ターゲットから競合・世の中の動きまで広い範囲で見渡し、分析できる人材がWeb担当に向いています。

 

もちろん、分析した結果をホームページ上のコンテンツとして表現しなければ意味がありません。

なので、文章が書ける人・デザインができる人・ホームページのシステム(CMS)が操作できる人・ネットユーザーの行動心理に詳しい人など、コンテンツに具現化するための人材も必要になります。

 

つまり、社内にホームページ担当者は1人だけで、その人に運営を全部任せる!という体制は明らかにキャパオーバーなのです。

(上に記したことが全部できるような、恐ろしく優秀な人が担当すれば別です)

 

もしもホームページ運営を内製化するのであれば、部署やチームを立ち上げ、作業を分担する方がおすすめです。

人材が足りなくて内製化が難しいのであれば、制作部門(文章・デザイン・導線設計)は外注できます。

ホームページの運営目的はさすがに外注できませんので、社内で固めた上で、Webマーケティングに詳しい専門家などと一緒に進めていくと安心です。

 

インターネット黎明期は、持っているだけである程度のステータスとなったホームページですが、時代は変わりました。

今は「そのホームページを使って、どれだけの人を巻き込んでいけるか?」が成功のカギとなっています。

 

ホームページ運営とは、そこに訪れる登場人物が最終ゴールに向かうまでの脚本を作ること。

そして、迷わずゴールに向かえるように、市場調査をもとに独自のコンセプトを確立して魅了すること。

 

このように、マーケティングが中心となることを覚えておいてくださいね!!

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佐々木絵美
佐々木絵美
通称”ささえみ”です。Webマーケティングユニット_musubuのコンテンツ(文章)設計担当です。WebサイトのSEO対策、キャッチコピーやランディングページなど「伝えるための文章作成」が得意。ブ〇ボンのお菓子を与えると喜びます。